27年目の吐露。シャナク。
27歳。
派遣社員OL。
華やかさのかけらもない田舎生活。
きらきらした生活とは縁のない私。
正直、思い描いていた27歳とは程遠い気がする。
バリバリ働いて、きらきら輝くライフスタイルをinstagramにアップして、週末には友人とパーティして、ってずっと憧れてた。
しかし日々悩みながら辿り着いたのは全く別の生活だった。
華やかな生活を送ることに対してはずっと憧れている。
少なからず今もだ。
「どうして私はこっちなのか?」
「どうして私はあっちではないのか?」
SNSを見るたびに落ち込んだ時期は暗く長かった。
実際のところ、”あっち”を目指して向かってみたことは何回もある。
向かってみては自分の意志で引き返していたのだ。
理由はとてもシンプルで、ただ単純にそういうスタイルが合わなかった。
金曜日の夜に友達と六本木のクラブにいったことがある。
楽しかったけど、野外音楽フェスに行って踊っている方が私には合っていた。
男女大人数グループで飲みに行くことだって何回もあった。
それはそれでとても楽しいけど、たまにでよかった。
私はたぶん憧れの生活と自分が本当に送りたいと思っている生活のギャップが激しいタイプであると思う。
憧れはメディアやSNSで見るきらきらした生活。
それとはまた別にある実際に目指すべき自分が本当に送りたいと思っている生活。
その間で揺れてしまう理由は、目指すべき生活にお手本がなかったからだ。
「自分の人生は自分自身でしか生きることができない」
巡り巡って辿り着いた答えはこれまで聞きあきるほど語られているものだった。
口で言うのは簡単で、耳で聞くのは簡単だった。
ただ自分の腑に落ちるのに27年もかかった。
もう洋服はユニクロでいいし、電車通勤が苦手ならしなくたっていい。
化粧品は高くなくてもいいし、料理は栄養に偏りがなかったら見た目は凝らなくてもいい。
私は27年間の呪いから自分を解き放すことを少しずつ始めた。
このブログでは自分へ自分がかけていた呪いから自分を解放する過程を綴りたい。
お手本がないなら、自分で残しておこう。
シャナク。
ドラクエではこれが呪いを解く呪文らしい。